埼玉県企業局(板東博之公営企業管理者)は令和7年11月28日午後1時30分から、「令和7年度埼玉県企業局優秀施工業者等表彰式 埼玉県企業局建設DX表彰式」を知事公館で開いた。優秀施工業者等表彰は、令和6年度に完成した168工事(推薦17工事)の中から施工管理、施工条件、施工技術に優れた工事の企業6社と技術者8名を選定し、表彰した(埼玉県優秀建設工事施工者表彰を受けた工事では技術者のみを表彰)。会員企業からは4社(JV含む)と技術者6名が受賞した。また、今年度から「埼玉県企業局建設DX表彰」を制定。優れた建設DXの取組を行い規範となる工事の施工者を表彰。小川・星野組特定建設工事共同企業体が受賞した。
板東公営企業管理者は、「表彰は、施工者の技術力向上と発展を目指したもので、受賞者の熱意に敬意を表する。新設の建設DX表彰は、生産性の向上に有効な工事を顕彰し、働き方改革を推し進めるもの。地元建設企業の発展は県民の安全安心につながる。引き続きご協力をお願いする」と式辞を述べた。来賓として出席した当協会の小川会長は、「私ども県内建設企業等は、日ごろから高い工事品質の確保や技術力の向上に努めているが、企業局表彰はそうした意欲を一層高めるインセンティブとなっている。本日受賞された皆様には、工事の施工管理や品質管理、技術力の向上や建設DXの推進に会社を挙げて取り組まれた努力の賜と、心からお祝いを申し上げる。本日の受賞を機に、一層の技術力向上に努め、県内建設産業の発展に貢献されることを期待する。建設業は、諸課題を抱えており、その解決には、経営基盤を一層強化していくとともに、やりがいと誇りが持てる、魅力ある産業としていく必要がある。引き続きご指導、ご支援をお願いする」と挨拶した。伊田埼玉県建設産業団体連合会会長(当協会常任顧問)は、「時代の流れに対応し、生産性の向上、働き方改革を推進することで、次の世代にとって魅力のある建設業としたい」と挨拶した。優秀施工業者等表彰の受賞者代表として、ユーディケーの関根代表は、「今後も努力と研鑽を重ねる」と挨拶。建設DX表彰の受賞者代表として、小川工業の小林副社長は、「さらなる技術研鑽で建設DXを推進する」と挨拶した。
会員企業・技術者の受賞対象工事、発注課所は次の通り(敬称略)。
■埼玉県企業局優秀施工業者等表彰
【土木建築工事部門】
▽日下智宏(技術者のみ)−島村・丸正特定建設工事共同企業体(埼玉県優秀建設工事施工者受賞済) =総選除)022水整第705号大久保浄水場西部系中間塩素混和池築造・管廊内高度配管布設その1工事
▽佐々木啓(技術者のみ)−小川・星野組特定建設工事共同企業体(埼玉県優秀建設工事施工者受賞済)=総選除)5久喜−14号調整池地盤改良工事
▽ユーディケー(渡邉勝船)=023柿改第313号柿木浄水場着水井耐震補強その2工事
▽島村工業(倉持和之)=総選除)023水整第453号下八ツ林その2工区送水管布設工事
▽島田建設工業(塚本信也)=総選除)023水整第452号白井沼その5工区送水管布設工事
【設備工事・維持管理工事部門】
▽木下建設(真木宗人) =024新修第503号新中川水管橋(左岸)伸縮可とう管修繕工事
■埼玉県企業局建設DX表彰
▽小川・星野組特定建設工事共同企業体=総選除5久喜−14号調整池地盤改良工事
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| 優秀施工業者受賞者 |
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| 建設DX表彰受賞者 |
埼玉県DX・i-Construction推進連絡会よるICT施工経営者セミナーが、令和7年12月8日午後2時30分から建産連研修センター201会議室で開催された。協会会員企業の経営者、国土交通省関東地方整備局、埼玉県県土整備部、さいたま市建設局の担当者など約20名が会場で聴講したほか、WEB方式で、官民の関係者に配信された。
連絡会は、i-Constructionの円滑な普及を図ることを目的としており、埼玉県内の関東地方整備局事務所・埼玉県・さいたま市及び当協会が参加している。セミナーは、ICT施工導入のきっかけづくりとなるよう、ICT施工の導入メリットなどについて紹介するもの。
当日のセミナーでは、冒頭、国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所の隅藏所長(推進連絡会会長)が、「ICT施工の普及には小規模工事への広がりが必要。技術面、制度面の拡充や、技術の内製化も必要となる。セミナーを有意義なものとしたい」と挨拶した。
当協会の小川会長は、「建設従事者の減少、高齢化が一層進み、人材確保は困難を極めている。地域建設業にとって、働き方改革の推進や生産性の向上に加え、担い手の確保・育成は待ったなしの状況となっている。ICTの導入は必要な対策だが、小規模工事におけるICT施工の実施実績はまだ少ない。このセミナーが皆さんのICT施工への理解を深め、今後さらに取り組みが推進されることを期待する」と挨拶した。その後、協議会事務局がセミナーの趣旨などを説明した。
セミナーでは、まず、関東地方整備局と埼玉県が発注者のICT普及促進の取組を紹介した。
その後、講演1では、金杉建設(吉川社長)が「地域建設業におけるICT/DX活用について」と題して講演した。金杉建設におけるICTの取組やICT機器保有の考え方などを説明。実際の現場でどのようにICTを活用しているかを紹介した。
講演2では、湯澤工業(湯澤社長)が「魅力ある建設業を目指して」と題して講演した。同社は、山梨県南アルプス市で土木工事業、産業廃棄物の中間処理やバイオマス事業などを展開する。地域で最も早くからi-Constructionの導入を進めており、特に「現場の安全」に重点を置いた独自のi-Con工事で注目を集めている。
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当協会と経済調査会の共催による「公共工事における積算と契約変更・公共工事と会計検査に関する講習会」が、令和7年12月5日午前10時から、建産連研修センター大ホールで開催された。66名が参加した。
令和6年6月の品確法の改正を踏まえ、公共工事における契約変更の重要度が増している中、設計変更・契約変更の円滑化に向けて、契約変更に必要な積算と公共工事における契約変更の実際について、必要とされる情報を網羅し、実例を交えながら解説した。受講者には土木施工管理技士会CPDS認定講習会(6ユニット)が付与される。
講師は経済調査会の永江浩一郎技術顧問・参与が務めた。公共工事における積算マネジメント(適正な設計積算と契約変更)に関しては、公共工事のコストをめぐる事件、顕在化した会計法令の問題、工事コスト増加のメカニズム、契約約款の重要規定、設計変更の円滑化に向けた取組、施工条件の明示、スライド条項などを解説。公共土木工事の積算に関しては、法的規定、積上げ積算、機械経費の積算、施エパッケージ型積算、間接工事費、一般管理費、積算プレ演習などについて講義した。
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