埼玉県企業局(板東博之公営企業管理者)は令和6年11月29日午前10時から、「令和6年度埼玉県企業局優秀施工業者等表彰式」を知事公館で開き、令和5年度に完成した170工事(条件適合21工事)の中から施工管理、施工条件、施工技術に優れた工事の企業7社と技術者7名を選定、表彰した(埼玉県優秀建設工事施工者表彰を受けた工事では技術者のみを表彰)。今回から「設備工事・維持管理工事部門」を設けた。会員企業からは6社と技術者6名が受賞した。
板東公営企業管理者は、「安心で安心な水を県民に供給するためには、技術力があり、地域に精通した地元建設業が必要だ。他社の範となり、地元建設企業の発展に尽力して頂きたい」と受賞者の労をねぎらった。来賓として出席した当協会の小川会長は、「週休2日制導入などの働き方改革を着実に進め、さらなる生産性の向上を進めていくためには、経営基盤を一層強化していくとともに、やりがいと誇りが持てる魅力ある産業としていく必要がある。公共工事の発注者には、引き続き公共事業予算の確保とともに、県内企業の受注機会のさらなる拡大をお願いする。協会会員企業は、県民の安心・安全を守るという社会的責務を果たしていく決意なので引き続きのご指導、ご支援をお願いする」と挨拶した。伊田埼玉県建設産業団体連合会会長(当協会常任顧問)は、「若者が夢と誇りを持って働ける魅力ある職場を形成して頂きたい」と挨拶。受賞者代表として、ユーディケーの関根代表は、「技術力の向上を目指し、努力と研鑽を重ね、県民の安全安心確保に努めたい」と挨拶した。
会員企業・技術者の受賞対象工事、発注課所は次の通り(敬称略)。
【土木建築工事部門】
▽林俊徳(技術者のみ)−中原建設(埼玉県優秀建設工事施工者受賞済) =柿木浄水場着水井耐震補強その1工事(新三郷浄水場)
▽島村工業(岡村飛馬) =小ケ谷その3工区発進立坑等築造工事(水道整備事務所)
▽ユーディケー・中原特定建設工事共同企業体(柳ア桂一)=大久保浄水場西部系沈でん池・ろ過池耐震補強・改造その3工事(水道整備事務所)
▽田部井建設(鈴木孝夫) =飯島排水路横断工区送水管布設工事(水道整備事務所)
【設備工事・維持管理工事部門】
▽木下建設(真木宗人) =新中川水管橋(右岸)伸縮可とう管修繕工事(新三郷浄水場)
▽八洲電業社(菊地義和) =荒木取水ポンプ所自家用発電機設備工事(行田浄水場)
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優秀施工業者受賞者全員で | 関根代表が受賞者挨拶 |
埼玉労働局は、令和6年11月29日に埼玉労働局で令和6年度埼玉年末年始無災害運動の決起式を開催した。当協会からは吉村事務局長が出席した。
片淵埼玉労働局長の挨拶の後、稲葉労働基準部長が運動の内容を説明。参加の各団体が、本運動で実施する内容を発表した。
年末年始は、様々な要因により、各職場の業務運営が通常と異なることとなり、労働災害防止に特別の配慮が必要となる時期。本運動は、年末年始の期間に、事業者に対し、より一層の注意喚起等を行い、各職場の安全衛生意識を高め、自主的な安全衛生活動を促すことで、労働災害を防止することを目的として実施するもの。事業場では、経営トップによる安全衛生方針の決意表明、KY(危険予知)活動を活用した非定常作業における労働災害防止対策の徹底、安全衛生パトロールの実施、安全保護具・労働衛生保護具、安全標識・表示等の点検と整備・更新、年始時期の作業再開時の安全確認の徹底、転倒、墜落・転落、はさまれ・巻き込まれ災害防止や腰痛予防対策の徹底、過重労働をしない・させない職場環境づくり−などを行う。
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当協会と建設マニフェスト販売センターの主催(建設六団体副産物対策協議会共催)で令和6年度建設廃棄物適正処理講習会〈実務者向けの基本的な内容〉が令和6年11月25日午後1時から、建産連研修センター大ホールで開催され、約90名が参加した。建設廃棄物の更なる適正処理の推進を目的として、廃棄物処理法を含め、法令順守を広く個々の企業に促すための講習会。
第1部では、「環境関連法体系と建設廃棄物及び排出事業者責任について」、第2部では、「発生土に係る法規の改正について、建設リサイクル法について及び廃棄物の委託処理について」、第3部では「(主に建設系紙)マニフェストによる管理について」と題して講演が行われた。
受講者には土木CPDS(4ユニット)、建築CPD(3時間)が付与される。
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当協会と経済調査会の共催で令和6年12月4日午前10時から、「土木工事積算セミナー」が建産連研修センター200会議室で開催された。会員企業などから32名が参加した。
「令和6年度版・工事歩掛要覧(土木編・上)」と、本セミナーの専用テキストを活用し、機械経費の算定等土木工事積算の実務を分かりやすく解説するとともに、施工パッケージ型積算と積上げ積算すべてを「手計算による積算」とする演習を行った。工事予定価格の策定、受注者の応札時見積り、設計変更に伴う契約変更は、発注者積算がベースとなる。また、現場の運営・管理を行う上で極めて重要な「実行予算」が発注者積算と比較し、どの程度乖離があるかなどを把握することも必須事項だ。講師は、経済調査会の永江浩一郎技術顧問。
公共土木工事の積算に関する解説では、@積算に関する法的規定A積上げ積算の基本B施工パッケージ型積算方式の仕組みC機械損料の基本的考え方と施工条件に伴う補正方法D間接工事費・一般管理費等の積算−を講義した。
土木工事の積算実務演習では、@プレ演習(機械損料補正、施工パッケージ型積算)A積算実務演習・解答解説=手計算による演習(施工パッケージ型積算方式を用いた単価表の作成等)−を行った。
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