若手社員等フォローアップ研修が10月11日に、建産連研修センター大ホールで開催され、会員企業13社から63名(うち女性11名)が参加した。
今年度のフォローアップ研修は、新型コロナウイルス感染症の流行を考慮して例年の1泊2日ではなく1日の通所で実施。入社後半年程度が経過するこの時期に、これまでの仕事や経験を振り返るとともに、さらに必要なスキルを学ぶために開催した。
9時30分からの開講式では、当協会の島村副会長が「皆さんの所属する会社が研修に送り出してくれた意義を理解し、実りあるものとしてもらいたい。建設業は地域のインフラを造り、安全を確保する役割がある。これからもこの役割を果たし、業界が維持発展していくためには若い皆さんの力が必要です」とあいさつした。
研修ではまず、オリエンテーションで研修心得を説明。富士教育訓練センター講師の花輪孝樹氏が務めた研修では、「人間力向上に向けて」をテーマに、午前中に「〜人生に卒業なし・企業人の行動力〜」を、午後に「〜明日からの行動計画策定〜」を実践演習し、参加者独自の手引書を作成した。
閉講式では、当協会の野川専務が「この研修で自らをさらにステップアップし、建設業界の明るい未来を創造していただきたい」と、修了者の今後の活躍に期待の言葉を贈った。その後、修了書を授与し、研修会を終了した。
開講式で挨拶する島村副会長 |
花輪講師が講義 |
閉講式で挨拶する野川専務 |
当協会と経済調査会の共催で10月4日午前9時30分から、「建築工事積算セミナー」が建産連研修センター200会議室で開催された。
令和3年度版工事歩掛要覧(建築・設備編)を活用して建築の積算に携わって日の浅い者でも、わかりやすく工事費算出の手法を解説。また建築工事をめぐる最近の動向等を解説するセミナー。
第1部では、「公共建築工事費算出について」と題し、@公共建築工事積算基準等A工事費の構成B工事費(直接工事費、共通費)C建築工事の積算D4週8休制E新型コロナ感染症対策―について解説。第2部では、「公共建築工事積算演習と解説」と題し、令和3年度版工事歩掛要覧(建築・設備編)を使用して単価表作成の演習などを行い、午後4時30分に閉会。
受講者には土木施工管理技士会CPDS認定講習会(6ユニット)、「建築士会SPD制度」プログラム認定(6単位)などが付与される。
当協会と経済調査会の共催で10月29日午前10時から、「土木工事積算セミナー」が建産連研修センター200会議室で開催された。
「令和3年度版 工事歩掛要覧(土木編上)」と、本セミナーの専用テキストを活用し、土木工事積算の実務をわかりやすく解説するとともに、施工パッケージ型積算と積上げ積算すべてを「手計算による積算」として演習した。
設計変更に伴う契約変更は、発注者積算がベースとなる。また、現場管理を行う上で極めて重要な工事の「実行予算策定」も発注者積算の基本的な考え方を理解することが重要。働き方改革や生産性向上に資する環境整備に関する運用等についても、具体的な積算実務を提供した。
受講者には土木施工管理技士会CPDS認定講習会(6ユニット)などが付与される。