トピックス 2021年8月号
現場見学会再開など
若年建設従事者入職促進協議会
令和3年度の若年建設従事者入職促進協議会（島村健会長）が7月7日午後2時から建産連研修センター103会議室で開催された。当日は、埼玉労働局から荻原秀史職業安定部職業対策課長が、埼玉県から大原学武県土整備部建設管理課主幹、大橋亨教育局高校教育指導課指導主事、奥山浩昭産業労働部雇用労働課主幹、埼玉県工業高等学校校長会会長の清水雅己埼玉県立大宮工業高等学校長が、埼玉県電業協会から岡村一巳会長が、また、当協会からは島村働き方改革委員会委員長（協議会会長）、関根勇治副委員長が出席。島村会長の議事進行により協議が行われた。
島村会長は会の冒頭、「各地で豪雨災害が発生している。建設業への入職者が増えないと対応できなくなる。状況を改善するためにはこれまで以上の取組が必要。忌憚のない意見をいただきたい」とあいさつした。
【議題】
◇令和元年度・2年度事業実施報告について
事務局が令和元年度と2年度に実施した出前講座、建設現場見学会などの入職促進事業、表彰、新入社員研修などの職場定着事業について報告した。令和2年度の出前講座、建設現場見学会、新入社員研修等はコロナ禍により中止となった。
◇令和3年度事業計画（案）について
事務局が今年度実施予定の事業について説明。出前講座、小型車両系建設機械運転特別教育支援事業、建設現場見学会、優良従業員表彰、研修・講習会などの事業を承認した。
◇その他
埼玉労働局の荻原職業安定部職業対策課長が、現在の雇用情勢を説明。一時求人が減少したが、現在（令和3年4月分）は求人が求職を上回っている。建設業は、前年同期比で25.6％新規求人数が増加（就業地が埼玉県内）。令和3年に入りすべての月で前年同月の新規求人数を上回っており、「コロナの影響が少ない業種」とした。埼玉県の大原県土整備部建設管理課主幹は、建設業の担い手確保に係る取組を説明。埼玉県の建設従事者は高齢化、担い手不足が顕著であり、働き方改革などの対策が急務。県では、施工時期の平準化、土曜一斉休工、週休2日制モデル工事、ICT施工などで県内建設業の働き方改革を後押ししているとした。
◇意見交換
主な意見は次のとおり。
・工業高校も生徒の募集で腐心している
・今後も少子化の影響により新規求職者は減少していく。長いスパンでの取組が必要
・子供の頃は重機などに興味を示すが、成長するとともに興味をなくす。持続させる工夫が必要
・中学・小学生への働き掛けが必要
・賃金の引き上げなど魅力の向上が必要
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| あいさつする島村会長 |
関東地整令和2年度優良工事等局長表彰
会員施工8工事が優良
国土交通省関東地方整備局は、7月13日付で令和2年度優良工事等局長表彰を行った。優良工事として工事が表彰されるなど、多くの協会会員が栄誉に浴した。例年、表彰式を行っているが、新型コロナウイルスの感染防止の観点から、今回は表彰状等を送付することで表彰式に代えた。
会員企業の受賞等は次の通り。
■優良工事・優秀工事技術者 【局長表彰】（①会社名②優秀技術者③担当事務所名④その他 敬称略）
▽R1利根川右岸仁手低水護岸災害復旧（その4）工事①真下建設②伊藤俊一郎③利根川上流河川④週休2日▽R1荒川右岸羽根倉橋橋梁部対策工事①初雁興業②佐藤賢己③荒川上流河川▽R1江戸川右岸下内川地区基盤整備工事①川村建設②梅澤康弘③江戸川河川④週休2日、ICT▽R1荒川右岸古谷上背割堤築堤工事①川村建設②千葉孝一③荒川調節池工事④週休2日▽R2八斗島管内右岸河川維持工事①古郡建設②山中薫③利根川上流河川④週休2日▽平成31・32年度国道298号維持工事①ユーディケー②髙橋一博③北首都国道④週休2日▽R2二瀬ダム放流警報表示設備更新工事①丸電②諸田智弘③二瀬ダム管理所④週休2日▽R2合同庁舎2号館無停電電源設備更新工事①丸電②浅香健一③企画部④週休2日
■安全管理優良表彰・一般土木工事（完成工事件数）
▽荒木建設工業（7）▽伊田テクノス（9）▽ケージーエム（11）▽サンセイ（6）▽関口工業（9）▽中原建設（4）▽古郡建設（6）▽高橋土建（5）▽ユーディケー（4）
■安全管理優良表彰・電気設備工事（完成工事件数）
▽丸電（7）
■安全管理優良表彰・維持修繕工事（完成工事件数）
▽小川工業（8）▽ユーディケー（5）▽関口工業（7）
■安全管理優良表彰・通信設備工事（完成工事件数）
▽丸電（13）
■令和3年度工事成績優秀企業局長認定（平均点）
▽伊田テクノス（81）▽初雁興業（81）▽川村建設（80）▽ケージーエム（80）▽島村工業（80）▽関口工業（80）▽古郡建設（80）▽真下建設（80）▽ユーディケー（80）