一般社団法人埼玉県建設業協会

トピックス 2021年5月号

人を育て地域を守る
令和3年度新入社員研修

 令和3年度新入社員研修会が4月13〜14日、15〜16日の2回に分け、伊奈町の埼玉県県民活動総合センターにおいて開催され、会員企業41社から142人(うち女性24人)の若者が参加した。
 今回はコロナ禍の対応として、通常3日間で実施している研修を2日間に短縮したほか、 研修会を2回に分けて参加者を分散。宿泊も取り止め、各日9時30分に研修会場に集合した。第1回の研修会には22社92人が参加。13日9時30分からの開講式で主催者を代表し、当協会の島村副会長(働き方改革委員会・委員長)が「仕事は楽しいことばかりではないが、つらいことを乗り越えた時には達成感、満足感が得られる。ぜひ前向きに研修に取り組み、社会人に必要な基礎を身につけてほしい」とあいさつした。閉講式では、野川専務理事が研修の成果を讃え、地域建設業界で活躍に期待すると述べた。第2回の研修会には19社50人が参加。開講式では中村業務部長、閉講式では野川専務理事があいさつした。
 講師は4日間にわたり富士教育訓練センター講師の花輪孝樹氏などが務めた。花輪講師は、「頭を切り替え、学生気分を払拭してほしい」と呼び掛けて講義を開始した。2回の研修とも、1日目はまず、オリエンテーションで研修の心得を説き、受講での態度、集団行動の決まり事を説明。その後、講義を開始した。まず、「社会人としての責任と義務」と題し、新時代を切り開く人材として何が求められているかを説き、「常に仕事は100%を求められる」などと各自の自覚を求めた。午後からは参加型で講義を進めた。あいさつの仕方など、社会人としての基本動作を説明。ビジネスマナーを実践演習し、名刺交換、電話対応や、敬語、文書作成の基本を学んだ。
 2日目の講義は、まず、「仕事に取組む決意」と題するグループ演習でプロ意識の確立を図った。その後、「実践話法演習」として自己表現とコミュニケーションの方法などを解説。午後の講義では、スピーチの演習を行い、実践話法の成果を確認。「他己改善と自己活性法」の講義では、社会人としてより良い自分をつくる心得を説いた。全ての講義終了後は、研修レポートとアンケートを提出した。

挨拶する島村副会長
挨拶する島村副会長
花輪講師が講義
花輪講師が講義
貼紙で参加者の気持ちを引き締める 名刺交換を実践訓練
貼紙で参加者の気持ちを引き締める 名刺交換を実践訓練

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