一般社団法人埼玉県建設業協会

トピックス 2018年4月号

業界の担い手確保へ
工業高校生現場見学会を開催

 当協会は、2月9日に大宮工業高校、2月13日に熊谷工業高校の生徒を対象とした工業高校生現場見学会を開催した。業界の将来の担い手確保の一環として、建設現場に興味を持ち魅力を感じてもらうために実施しているもの。
 大宮工業高校からは、建築科1年生の79人が参加。午前中は、吉見浄水場沈砂池耐震補強工事(吉見町)の現場を見学。埼玉県企業局から事業概要の説明を受けた後、3班に分かれ、施工を担当する中原建設から工事の説明を受けるともに、浄水場築造の記録ビデオを視聴した。午後は、蔵造りの町並み(川越市)を見学した。
 熊谷工業高校からは土木科1年生の40人が参加。県道幸手境線・(仮称)新上船渡橋下部工(幸手市)の現場を見学。橋梁工の内容について、発注者の埼玉県杉戸県土整備事務所や施工を担当する初雁興業から説明を受けた。


1〜3級に延べ366人が挑戦
平成29年度(下期)建設業経理事務士検定試験

 平成29年度下期建設業経理事務士検定試験が3月11日、草加市の獨協大学で行われた
 受験申込者は延べ571人(昨年は927人)。このうち受験者は366人(昨年は531人)で、受験率は64%(昨年は58%)。
 受験科目の内訳は、1級財務諸表に39人、1級財務分析に43人、1級原価計算に47人、2級に204人、3級に33人の計366人の結果となった。
 実施にあたっては、当協会の小島専務が試験管理者、高橋事業担当部長が実施担当者となり、当協会職員15人のほか、ユーディケー、埼玉建興、和光建設、斎藤工業の会員企業からそれぞれ2人、東日本建設業保証埼玉支店5人、埼玉県建設産業団体連合会2人−の計30人のスタッフが試験監督者、試験監督補佐などの業務を分担した。
 この検定試験は、登録経理試験の実施機関として国土交通大臣の登録を受け、建設業振興基金が各都道府県建設業協会などに委嘱して全国一斉に実施した。建設業経理に関する知識の向上を図ることを目的とし、1級、2級合格者は経営事項審査の評価対象の一つとなっている。


担い手確保・育成NWが総会
30年度事業実施計画決定

 埼玉県建設産業担い手確保・育成ネットワークは、平成29年度総会を3月29日午前11時から建産連研修センター201会議室において開催、29年度事業の実施報告を行うとともに、平成30年度事業の実施計画を決めた。当協会からは星野会長らが出席した。
 開会に先立ち挨拶に立った古郡会長(埼玉県建設産業団体連合会会長)は、「ぜひ、皆さんの意見をいただき、良い事業を進めていきたい」と述べ、引き続きの協力を要請した。
 平成30年度の実施計画は次のとおり。

【会議】

♢総会
 年1回開催(3月末)

♢幹事会
 年2〜3回開催

【主要事業】

■入職促進

♢広報・イベント
 ▽建産連ニュースでの情報提供(年4回発行)▽簡易の配布用パンフレットの作成(見学会、表彰式等に配布)▽絵画コンクールの表彰式の開催=親子ふれあいイベントの開催(11月14日、県庁内)(参加希望団体との共催、テント設営)▽県庁オープンデーに参加(11月14日、関係団体と連携、建設産業の紹介)▽建設現場等での情報発信(県営繕課、ウーマノミクス課などとの連携)▽イベントで建設業界をPR(ウーマノミクス課と連携)

♢インターンシップ
 ▽非行青少年等を対え象とした就労体験支援(県青少年課との連携)=登録企業への就労体験実施支援

♢現場見学会(工業高校生徒を対象)
 公共工事の候補地一覧表の作成・提供(県の関係部局に依頼)▽多様な現場見学会の開催、支援(県関係課との連携)▽各団体が個別に実施

♢出前講座
 ▽各団体・企業が個別に実施

■職場定着・資格取得

♢新入社員研修
 ▽新入社員研修の開催(年2回)=1回目は5月(日帰り、2日間)、2回目は9〜11月(日帰り、2日間)▽各団体が個別に実施

♢フォローアップ研修
 ▽職長等安全衛生レベルアップ研修の実施(年4回)▽パソコンスキルアップ研修の実施▽生産性向上支援訓練(ポリテク埼玉との連携)▽ドローン(体験、実技)研修会=県内施設(全国建産連との連携)

♢資格取得支援研修
 ▽各団体が実施

♢シニア指導者育成研修
 ▽シニア中心に、OJT、講師育成研修の開催(年1回)

■女性活躍

♢広報・イベント
 ▽建産連ニュース等で企業の取組や女性技術者の姿や現場の声などを紹介▽イベントで女性技術者の活躍をPR(ウーマノミクス課と連携)

♢現場見学会(女性が活躍する工事現場)
 ▽県立高校の改修工事等で実施(県営繕課、ウーマノミクス課と連携)

♢研修・セミナー
 ▽セミナー、交流会の開催(県ウーマノミクス課との連携)

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