一般社団法人埼玉県建設業協会

トピックス 2018年3月号

現場の情熱伝われ工業高校生現場見学会を開催
(浦和工業は埼玉スタジアムに 熊谷工業は熊谷玉井団地に)

 当協会は、1月16日に2カ所で工業高校生現場見学会を開催した。業界の将来の担い手確保の一環として、建設現場に興味を持ち魅力を感じてもらうために実施しているもの。
 改修・更新工事中の「埼玉スタジアム2002」(さいたま市)と埼玉県大久保浄水場(さいたま市)の現場見学会には浦和工業高校設備システム科の1年生40人が参加した。当日は、午前9時15分に高校を出発。10時に埼玉スタジアムの現場に着いた。見学したのは、埼玉県発注の▽埼玉スタジアム2002機械設備改修工事(施工・サイエイヤマト)▽同熱源設備改修工事(協和設備)▽同ITV設備更新工事(丸電)−の3件。見学会では、スタジアム内の会議室で施設の紹介ビデオを見た後、施工者による工事概要説明を聞き、各現場を見学した。埼玉スタジアム2002が完成してから約16年が経過。機能を維持するために設備関係など多くの企業が関わってきた事を知り、その情熱と努力を強く感じたようすだった。
 大久保浄水場の見学は午後2時に開始。空調設備や変電設備、ポンプ設備について説明を受けた。生徒たちは、あらためて水の大切さについて実感したようすだった。
 一方、「県営住宅熊谷玉井団地建築工事」(熊谷市)の現場見学会には、熊谷工業建築科2年の生徒40人が参加。当日は、午前10時までに現場に集合。施工を担当する小川工業から、工事の概要や進捗状況について説明受けた後、5班に分かれて現場を見学。小川工業と大野建設が見学誘導と説明にあたった。その後、現場事務所前に集合。小川工業と大野建設の若手社員が仕事のやりがいなどを語った後、質疑応答に移った。


災害初期対応を強化
さいたま支部が参加協力
さいたま県土整備事務所の道路啓開訓練

 埼玉県さいたま県土整備事務所は、2月16日午後1時15分から事務所駐車場などで道路啓開訓練を実施。当協会さいたま支部会員企業11社などから約50人が参加協力した。
 当日は、細かなシナリオを設定せず、駐車場を国道122号に見立てた車両の移動訓練、土のうや鉄板による段差解消訓練などを実施。測量業者の協力でドローンによる情報収集を行った後、災害対策基本法に基づく道路啓開の手続きを経て、県職員によるジャッキでの車両移動、協会員による重機での車両移動などが実施された。これにより、現実に何ができ、何が困難かを把握するのが狙い。講評では、「想定以上にスムーズな作業ができたが、より困難な状況下での対応も必要になる」とした。


当協会が共催
ハローワーク大宮「業界の魅力発見就職支援セミナー」

 ハローワーク大宮は、2月20日に埼玉県企業局地域整備事務所で当協会などの共催により「業界の魅力発見就職支援セミナー」を実施した。
 当日午前中は、介護、保育、看護の分野で実施。午後は、1時35分から2時までが建設分野。当協会の永岡事業部長が、「聞いてみよう建設業界の話〜建設業の実態と魅力について〜」と題し、建設業の特長・役割、魅力・やりがい、建設会社の種類、仕事の内容、資格、働き方改革への取組、社会保険未加入対策、女性の活躍などについて説明。その後、警備、運輸の分野での実施となった。
 各団体の説明の後、個別相談会を行い、永岡事業部長と高橋事業担当部長が対応した。
 人材不足が顕著となっている職種への人材確保に向け、求職者、求人者の相互理解の促進を図り、就職を促進するために開催した。

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