当協会は7月7日午後1時30分から、埼玉建産連、東日本建設業保証埼玉支店との共催により、「建設業経営講習会」を建産連研修センター200会議室で開催、会員企業の経営者・経営幹部など50名が受講した。
同日は、「建設業のコミュニケーションスキル向上〜若者の育成と定着を図る〜」をテーマに、建設経営サービス提携講師の廣津榮三郎氏が約2時間にわたって講演した。
廣津講師は、組織におけるコミュニケーションの必要性について、①職場における公式組織と非公式組織の密接な関係②組織成立には共通の目的、貢献意欲、コミュニケーションの3要素がある③部下とのコミュニケーションチェック手法について説明した後、コミュニケーションスキル向上のためには、リーダーシップとコミュニケーション、褒めること、激励する場面と方法、褒めることの効用、自分を褒め、相手を褒める、褒め言葉集、聴き方の大切さなどについて解説した。
最後に、「自分を知る」と題して、自分の強みを知ることと、ジョハリの窓(行動科学者のジョセフ・ラフトとハリー・インガムにより考案され、この2人の名前の最初の部分をとったもの)とコミュニケーションが重要であると説いた。
平成29年度の若年建設従事者入職促進協議会(伊田登喜三郎会長)が7月19日午前11時から建産連研修センター103会議室で開催された。
当日は、埼玉労働局から小暮・職業安定部職業対策課長、埼玉県から磯田・建設管理課長、高橋・教育局高校教育指導課指導主事、高橋・産業労働部就業支援課若年者支援担当主幹が、埼玉県電業協会から岡村会長が、また、当協会からは伊田労働担当副会長、中村労働委員長、忽滑谷労働副委員長、斎藤建築委員長が出席、伊田会長の議事進行により協議が行われた。
平成28年度事業実施報告について
事務局より28年に実施した事業について報告した。
平成29年度事業計画(案)について
事務局より本年度に実施が予定されている事業について説明、了承された。
建設業の人材確保対策について
埼玉労働局の小暮・職業安定部職業対策課長より、県内の平成29年3月の新規卒業者の求人・求職・就職内定状況と、平成30年3月新規高等学校卒業予定者の就職希望状況について説明が行われたほか、厚生労働省が進める建設労働者確保育成助成金制度や、若者の採用・育成に積極的で雇用管理の優良な中小企業を応援する「ユースエール認定制度」について紹介が行われた。
建設業における処遇改善などに向けた公共工事の発注について
埼玉県県土整備部の磯田建設管理課長から、政府が取りまとめた「働き方改革実行計画」や、建設業における社会保険等未加入対策取り組みの目標年次が到来したことなどを踏まえ、国土交通省では「処遇改善などを通じた担い手の確保・育成に一層取り組むよう」各都道府県と各指定都市に対して要請したとの報告があった。