一般社団法人埼玉県建設業協会

トピックス 2014年6月号

担い手確保・育成など課題の克服に向け
平成26年度定時総会

 平成26年度定時総会が5月20日午後2時から、浦和ロイヤルパインズホテルで開催され、平成25年度事業・収支決算と平成26年度会費額、常勤役員の報酬を承認するとともに、理事・監事の補欠選任を行った。

 開会に先立ち、あいさつに立った真下会長は、昨年4月1日の一般社団法人への移行に伴う公益目的支出計画の執行に触れ、「計画に掲げた四つの継続事業の1年目を計画通り実施できた。会員数については、昨年11社の退会者があったが、さいたま、北本、比企、児玉支部などから6社の加入があり、420社台をキープすることができた」と述べ、今年度はさらに、各支部の協力のもと新しい仲間を増やし、交流を深めることで、協会組織の一層の強化に努めていく考えを示した。さらに、26年度については「会員企業が厳しい現状を打開し、魅力と活力のある建設業を創造するとともに、地域防災、災害復旧と安全安心かつ豊かで強靭な地域社会資本整備実現の担い手としての社会的責任を果たすため、(1)将来の担い手確保・育成対策(2)経営の安定化対策(3)入札契約制度改革への対応(4)社会貢献活動(5)環境問題への対応(6)技術力の向上などの重点目標を掲げて、積極的に事業を進めていきたい」と述べ、理解と協力を求めた。

 当日は来賓として県土整備部から柳沢部長が出席、今年2月の大雪の対応をはじめとする日頃の災害対応に対し感謝の意を述べるとともに、「安心安全を実現し災害に強い県土づくり、首都圏を支える県土づくり、豊かな暮らしを実現する県土づくりに積極的に取り組む方針。切れ目のない発注に努め、県内企業の受注機会確保にも努力していくが、品質の確保に努め、事業が円滑に推進できるよう引き続き協力をお願いしたい」と祝辞を述べた。

 議案審議では、平成25年度事業について報告した後、第1号議案「平成25年度収支決算の承認について」、第2号議案「平成26年度の会費額について」、第3号議案「常勤役員の報酬について」、第4号議案「理事および監事の補欠選任について」の各承認案件を順次上程し、いずれも原案どおり承認、可決された。

定時総会 挨拶する真下会長

来賓・歴代部会長招き20周年記念式典盛大に催される

 青年経営者部会の創立20周年記念式典が5月30日午後6時から、パレスホテル大宮で開催された。

 当日は、来賓として真田・大宮国道事務所長が、また、埼玉県からは古里・都市整備副部長と荻野建設管理課長が出席したほか、協会本部から真下会長をはじめ平岩、島田、星野、伊田、野中副会長が出席し、20年の節目を祝った。

 開会に先立ちあいさつに立った関根部会長は、「我々建設業界を取り巻く環境はまだまだ厳しく、建設資材の高騰や人手不足、入札不調・不落など多くの問題が山積している。このような難局を乗り切るためには、我々自らの資質向上が不可欠であるが、厳しい状況にあると考え方が保守的となり、新しい改革などの意欲が生まれにくくなりがちとなる。そのような中にあって、部会員相互の連携を強化し、様々な情報交換ができる場として、青年経営者部会が有効に機能していくことへの期待がこれまで以上に高まってくるのではないかと感じている。その期待に応えるべく、微力ながら部会の運営について、歴史と伝統を守りながら、それぞれが様々な意見を出し合い参加できる組織づくりを目指していきたい。さらに、親会との連携を図り、地域経済、建設業界の発展に貢献し、次世代を担う部会員の資質向上に資する事業に取り組んでいきたい」と述べ、日頃の支援・協力に対し感謝の意を表した。

 続いて、当協会の真下会長があいさつに立ち、「青年経営者部会は、平成6年4月に、116名の会員とともに設立され、その後20年の長きにわたり、歴代部会長を中心とした部会員の強い団結と融和の成果により、今日の発展を迎えられた。私は、初代部会長として、故島村会長のご指導をいただきながら、創立間もない部会の運営に携わり、創立時の若いメンバーとともに部会を盛り上げ、資質向上を図るため各種講習会や行政と連携した活動など様々な取り組みを行ってきた。創立時のメンバーはすでに大半が卒業されているが、その後建設業協会の幹部役員として活躍されている方が多くおり、初代部会長として誠に感慨深いものがあると同時に、部会の存在意義を改めて深く認識している。業界の将来を担う皆様には、様々な困難に若い力を結集し積極的に立ち向かい、魅力と活力のある建設業を創造していただきたい」と述べ、さらなる活躍に期待した。

 また、官界から出席した来賓からも、今後の活躍に期待する祝辞が多数寄せられた。

 最後に、歴代部会長の紹介を行い、代表して伊田副会長があいさつした後、過去10年の歩みがスライド上映された。

青経部会20周年記念式典 挨拶する関根部会長

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